東海エステ日報

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ユキの歌が聞こえる~最高コース30分10000円~

どうも、ラジャです

目次


今、僕の運は尽きている。


マジでしょうもない体験ばかりを引いてしまう。一度悪い目が出るとなかなか元には戻れないとはよくいったものだ。


しかし、僕は進むしかない。


幸せは歩いてこない。


だから歩いて行くんだね。

お店

【ジャンル】アジアンエステ
【タイプ】ファミリーマンション
【場所】刈谷市
【コース】最高コース30分
【料金】10000円(割引適用)


パラサンピアの悲劇のお店へ凸する事にした。


あの時の割引が生きているうちに。


案内姐が言っていた「次来てくれたら割引するから」を発動させるわけだ。


そもそも、このお店は料金だけで最初選んでいる。普通の割引で80分大1本。それだけでも十分なのに、さらに割引がかかれば生唾案件でしかない。


姐はオールダミーだがそこは大丈夫。


前回の予約の際、案内姐の金文字強セリフ予告が発生している。


若くて良い子いるよ


まあ、よほどブラフだとは思う。


だがやはり期待してしまうのが僕だ。


僕はガジり、そして夢を追う


予約TEL


電話に出たのはこの前の案内姐。


前回と同様に「今からいけるかい」予約をかます。しかし、今回はほんの少し妙味を効かせてみる。


今日はどんな子がいるんだい?


その答えはだいたい分かる。案内姐はきっとポジティブな事を言ってくれるだろう。


そうすれば、案内姐は言う。


若くてほそい胸の大きい子います


クックックッ…


僕は心の中でほくそ笑んだ。


あー、おけ。ありがとう


それから、到着時刻を伝え電話を切った。その後すぐに前回と同様のショートメッセージが届く。


それをして気付く。


ガジりの確認をしていなかった。


しまった…


いや、むしろちゃんと覚えているのだろうか?覚えているのなら、さっきの電話で言ってきそうなものだが…


まあ、いいや


着いたよコールの時に聞いてみよう。


前回と同じ道を通り同じ駐車場に車を停めた。そのまま、お店に電話し前回のくだりとそれに準ずるガジりを確認すれば案内姐は「おーけーおーけー」と快諾してくれた。


しかし、なんとなくだが案内姐は前回の事を覚えていないようなそんな気がした。


つまり、普遍的にそこにある標準の割引がただ発動したような。


まあ、ガジれればどうでもいいんだけどね。


ちなみにおいくら万円?


あー、現場で女の子に聞いてね


…わかったよ


良識ある諸兄であれば、案内姐の「現場で女の子に聞いてね」の発言におチンチンがピクリとした事だろう。


もちろん、僕も同様だった。


だからこそ、玉は余分に5000円詰めた。


車から降り空を見上げれば、一筋の飛行機雲が走っている。


クソみたいな人生だ


やはりこうなるか


邪気が漏れる玄関前に到着。


そこに立てば前回の事を思い出す。まさか、こんなにも早くここに戻ってくるとは人生なにが起こるかわからない。


運命のインターホンを押した。


部屋の中から聞こえる足音。それから少し間を空け、その扉はゆっくりと開かれた。


そこには、あなたがいた。


あなたは何も言わない。


僕は「どうも」と言いながらその薄暗い部屋へと足を踏み入れた。


その瞬間、独特なアジエス臭が鼻を差した。


それはいわゆる生活臭。食べ物と人の臭いが混ざったリアルな臭い。彼女はここで生活しているのだろうか。


彼女は無言のままゼスチャーで僕を施術部屋へと招き入れた。


小柄で華奢な東南アジア系の姐。


キャミソールにミニスカート。
真夏のストリートに立っていそうなオリエンタルテイスト。


とりあえず、胸のおっきい子ではない。


知ってた


施術部屋に入り僕はそこに立ち尽くしたまま


彼女はスマホを見せてくる。


この流れは…


暗闇にスマホはぼんやりと光る。


その画面にはメニュー表。


やはり、こうなるか…


それはネットでは公開されていないメニューだった。そこにはセンシティブな言葉が並びその内容を明確なものとしていた。


○ード、○ェラ、○番…


やっちまった。


本気でそう思った。


まさかこんなにも闇だとは夢にも思っていなかった。なにせ、このマンションには過去数回訪れたことがある。それらは不摂生だったもののそのすべてがアジエスと呼べる体験だった。


転生の末に闇に墜ちたか、どこからともなく参入してきたのか、その事実を知りようもない。


ただ一応、このメニューにはHPに記載されているコースもありはした。


決め打ちの80分大1本のやつ…


だがしかしだ。


この流れで、それを選べるのか?


ジャックポットを確定させるコースがそのメニューの下のほうにあるのに。


それは「最高コース」。


30分から12000円スタート。


その内容はいわゆるフルコースでの合体フィニッシュ。


もはやアジエスではない。


満たされるのは男だけ。


しかし、本チャンに興味はない。なにせ僕の場合、秒で終わる。どうせ入れてすぐにポンだ。もはや自尊心すら削られてしまう。


それに目の前の姐は極めて僕の好みではない。


だが、やはり本能が阻む。


脈々と受け継がれている子孫を残すためのプログラム。本能は叫ぶ「後ろ見とけ、後ろ」。


だからこそ、長考に入る。


本能に従うか、予定通りのコースで刻むか。


ただ、どちらか言えばムラムラはしている。


そうなんだよなあ。


この前朝起ちなんかしちゃったし…


はっ…!


そうか、そういうことか…!


あの朝起ち。


あれはパラサンピアの悲劇が起こった朝。結局あの日は弾かれてしまったが
これのお告げだったのか。


点と点が繋がり線となる。


いくしかねえ…!


運命が僕を導いている。あの朝起ちは「入れるべき所に入れよ」というメッセージだったんだ。


僕は姐に伝えた。


このコースにするよ…!


最高コース30分を指差した。


そうすれば、彼女はこう言った。


スェックス


それは異様にネイティブな発音だった。


そして、前回弾かれた時に案内姐が言っていた割引を発動させる。パラサンピアの悲劇の恩恵。いくら闇の最高コースと言えども僕は容赦しない。


そういえば割引してくれると聞いてる

あーおけよ


姐は快くガジらせてくれた。


最高コース30分は大一本に。


しかし、雰囲気的には普通の割引なような気がした。


まあいいや。やってやる!やってやるぞ…!


姐に大1枚手渡せば、彼女は言う。


フクゼンブ脱いで


僕が脱衣モーションに入れば、彼女も服を脱ぎ始めた。


僕は聞く。


ーーーキミの名は?



ユキ?

ユキ、Snowね


そう言っていた。


かなり小柄で、おそろしく華奢。


強く抱き締めれば折れちゃいそうなくらいだった。


なにより、その容姿が年齢を濁し一見うら若い少女のように最初は見えた。


しかし、よく見ればまあまあな年齢だとわかる。


ユキはフィリピーナだった。


面的にもまさにって感じ。そういうパブに行けば、きっとユキはいる。むしろ会ったことがあるかもしれない。


彼女はよく話した。


それはまるで素面の対応だった。


昔からの知り合いの如く、彼女は僕に接してくる。それは、外国人特有の気質なのかなんなのかわからないが、その対応に1ミリも不快な思いはわかなかった。


しかし、彼女からどこか暗い陰を感じた。なぜそう感じたのか自分でもわからない。


ここが闇だから、だろうか。


そして2人とも全裸になった。


彼女はやはり脱いでもカリカリに痩せていた。胸は無い。ついでに毛もなかった。


そのまま、流れるように2人で風呂場へと向かう。


彼女は僕の身体をシャワーで流しながら歌った。その歌声は本当に美しかった。


歌、上手いね

オウ、フィリピンパァブぅ


彼女は眉をひそめながらそう言った。


会話としては成り立っていない。しかし、その流れでなんとなくわかる。彼女はフィリピンパブで歌っていたのだろうと。


ただなぜそんな怪訝な顔をするのかその理由は彼女にしかわからない。


その中で愚息はシコシコと滞りなく浄められる。そうすれば、やはり準備は整っていった。なにせ朝起ちするくらい調子がいい。


シャワーの音にユキの歌声が混ざる。


僕はそれを聞きながら、ずっと上を向いていた。


漏れそうだった


今日のその時


ハイ、イイヨ


ユキはそう言いながらシャワーの湯を止めた。僕は流れるように風呂場から出て用意してあったタオルで身体を拭きそれを腰に巻いた。


別に巻く必要などはないがけじめってやつだ。


まだ身体を拭いているユキをおいて僕1人で施術部屋へ戻る。


そして、特に何も言われていないが床に敷いてある煎餅布団の上に仰向けでゴロリと転がった。



眼前にはガラス戸がある。隣の部屋の電気がギラギラに点いているのがわかる。眩しいほどではない。しかし、生活感満載というのか、妙な生々しさがあった。


ユキは身体にタオルを巻いて戻ってきた。


彼女もけじめを理解している。


そのタオルがはらりと床に落ちれば


僕の足元にユキは豹の如く構えた。


くるぞっ…


ユキは僕の一筒に吸い付いてきた。


くっ…!


そして少しの間、吸ったり転がしたりすれば下方へとその顔は移動し


躊躇なく愚息は食われた。


さすが短期決戦の30分勝負。


その流れは驚くほど速い。


だが、そんな右打ちスタートとなれば僕の小さいドル箱から玉が溢れそうになる。


ちょっと、待ってほしい…!


それは、このプレイが始まってすぐのすぐ。


渇いていた先っちょは完全に潤っている。


もう無理。すぐに出る。


オニイチャン、ハヤイ?


ユキはそんな事を言いながら僕の目を見た。玄人の目だ。おそらく、すべてを察してくれる。


ああ、すぐに出る

オケ


そうすれば、僕の枕元に置いてあった小さいカゴから彼女は何かを取り出した。チラっと見えたのは小さい四角のパケのようなもの。


ユキは僕の股下でゴソゴソしていた。


いよいよその時がきたか…


僕は覚悟を決めた。


それは愚息に被せられる。


もはやその感覚で死にそうになった。


ユキが上に股がれば、ゆっくりと腰を落とす。ぶすりと刺さり、取り込まれていく愚息。その様をまじまじと見つめれば僕の興奮は絶頂へと達する。


ぎゅむむむ…


なんという締め付けか。


パンパンの愚息が千切れそうだった。それがすべて飲み込まれれば、「あの想い」がカットインする。


今入ってる。


この想いはいとも簡単に呪いを発動させる。


動けない。動いたらポンだ。


だからこそ、この営みを楽しむ余裕はない。もはやただ入っただけだというのに、僕の情念は激しく燃え上がり灰になろうとしている。


ユキがその華奢な腰を少し振ったその時だった。


ここで、終わりにしたいと思います

オケ



おおっ…


彼女はそんな感嘆の声を上げた。「終わったか」そんな感じの「おお…」だった。


ユキは合体を解除し、すぐさま事後処をしてくれる。


そして、余った時間は仰向けまま脚に指圧を施してくれた。


それは、非力で優しく至って素人の業だった。


また、時間余っちゃったか…


そんな事を考えていると猛烈な眠気が襲ってくる。


なにせスッキリした後だ。そりゃそうなる。


朦朧としている意識の中に、ユキの歌が聞こえてきた。


知らない英語の歌だった。


それは無念の男を慰めるレクイエム。


僕は静かにユキの歌を聞いていた。


ラーメン結語


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帰り道、香ばしいラーメン屋を見つけたので立ち寄ることにした。


カウンター席だけの店内に渋い店主。


まさしく頑固一徹。良いラーメン屋を見つけてしまったと僕の心は踊った。


席に座り、とりあえず定番みたいなラーメンを注文した。やはり、新規のラーメン屋は定番でいい。それが礼儀だ。


今回、僕は大敗北を喫した。


キッチリ闇を踏んだあげく、自分に負け、呪いに負け、5分程度の営みに大1本を溶かしてしまった。


もはや、救いようがない愚か者だ僕は。


今回凸したお店はアジエスではない。


アジエスの顔をした闇だ。


マジで今回は見抜けなかった。HPに匂いがなかった。ましてや、そのマンションへ過去数回凸していたという実績が僕の眼を曇らせていたのかもしれない。


しかし、あれだ。


百合の裏日報でこの店について触れている。しかも当時の僕は闇だなんて知らないから、なんかよけいに恥ずかしい。


そんなのもあってマジで完敗


そして、ラーメンが僕の目の前に置かれた。


店内には僕と店主の2人だけ。その旨いラーメンをすすっていれば、なんとなく感傷的な気分になった。


ユキの歌が聞こえてくる。


彼女は今日も、あの闇で歌っているのか


以上。


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