【豊田アジアンエステ】地獄の中でたどり着いたのは半額のアジエスだった~60分6000円生きる為の水~
どうも、ラジャです
今、僕は地獄にいる。
12月も半ばに差し掛かり、やれボーナスだ、やれクリスマスだ、やれ賞金王だ、今年もあとちょっとだ、そう世間が浮かれているこの時期に僕は地獄にいる。
驚くほどにゼニがない。
なぜこうなった?
ちょっと前まで確変だったのに。
すべては魔法のカード。原因は10月の僕。マジで猛省してくれ。あの日の僕よ。
それにより今月、家賃を滞納する。
リアルに足りない。
手元には大2本弱。家賃は8万円。
まあ、そのうち入るゼニで詰める事ができるが、その後もまた素寒貧になるのは確。
はあ、もうマジでつまんねえ
決意の朝に
夜中、仕事を終え職場で汲んできた鏡月を水道水で割り自宅でチビチビと舐めていた。
ずっと、憂鬱な気分だった。
Twitterを流しても、手が届かないセラピスト達がそこにいる。旨そうな飯を食い、沁みそうな酒を飲む客アカと呼ばれる人々が輝いている。しまいには、ボーナスが入ったからメンエス行ってきたもしくは行くと。
うらやましい…
僕は何の為に生まれてきたんだろう。
この暗い部屋で、不味い酒に湿ったマメとYouTube。いい歳こいてそこらへんの中高生よりゼニもってないんだぜ僕って。
はは、ははは…ww
そして気付いたら、朝だった。
僕はまた気絶していたようだ。
アタマが割れるように痛かった。
このままだと、本当におかしくなってしまう。
もういい、エステに行こう。
本来この状況でエステなんて常軌を逸している。しかし、僕はラジャだ。定期的にエステへ凸しないと渇いて死んでしまう。
とりあえず、安価なアジエスしかない。
姐のクオリティーなんてどうでもいい。
粗雑なマッサージでもいい。
「オニイチャン今日はどこ疲れた?」
その言霊が僕を甦らせる
お店
※転生前のPOPか?
【タイプ】路面店※商業ビル
【場所】豊田市
【コース】60分
【料金】6000円(割引適用)
たどり着いたのはこのお店だった。
なにより、半額というコスパの良さが効いている。
HPの姐写真はきっちりダミー。
しかし、マダム上等。その施術にも一握の期待もない。
いわゆる刻みの凸。
ただ、水を飲みに行くだけ
予約TEL
電話に出たのは澄みきったマダムだった。
片言なニホンゴに素っ気ない対応。
普段であれば絶対に回避したくなるような濃厚な地雷感が漂っていた。
今日はやってるかい?
ヤッテマスヨー
半額なのかい?
ダイジョウブヨー
おけ、今からいくね
それだけだった。
正直、HPの姐写真はオールダミーだからこそ「今日は誰がいるんだい?」と聞きたくもなったがそれは抑えた。
余計な期待は邪魔になるから。
今回はただアジエスに凸出来ればそれでいい。
そして、現場の商業ビル?へ到着。
他のアジエスも入っている巣窟ビル。
その存在は昔から知っていた。豊田へ走る際、何度もこのビルの前を通った。まさか、ここに凸する時がくるとは人生なにが起こるかわからない。
すぐ隣のそれっぽい駐車場へ車を入れ、お店へ着いたよコールをかます。
本当にこの駐車場であっているのか?という不安があった。
モシモシ…
着いたよ…車はどこに停めればいい?
アー、ビルノヨコ
ん?
たしかに、僕は今そのビル横の駐車場にいる。しかし、そこは駐車スペースひとつひとつに番号が振ってある。僕が知りたいのは「どの番号の駐車スペースに停めればよいのか」だった。
どこに停めればいい?
アー、ビルノヨコ…
ダメだ、通じない。
だからこそ、「いっぱいだよ」というブラフを打った。通じないゆえの配慮。それはいわゆる、誰も傷つかない優しい嘘。
オウ…ジャア…ィエディオンノ駐車場ニ停メテ…
出た。悪いパターン。
大丈夫なの?
ダイジョウブヨー
・・・
まあ、案内姐がそう言うなら仕方がない。郷に入れば郷に従え。ごめんよ、EDI○N。パソコンが壊れたらきっとここで買うから。
そして僕はそこへ車を停め、ビルへ入った。
セラピスト姐
階段を昇り、案内POPに導かれながら店前の扉前に到着。インターホンを押ししばらくすれば、中から扉が開かれた。
そこには豹柄のキャミソールを纏ったふくよかなマダムがいた。
マスク着用、派手な髪色、彼女とはどこかのアジエスで会った事があるような気がした。
もちろん、実際には会ったことはないと思う。
どこにでもいるーー、量産型のーー
と、言いたい。
どうも僕です…
コンニチワー…
その声でわかった。さっきまで電話で案内してくれていた姐だ。
中へ招き入れられ、待合スペースの椅子に腰掛けコースを伝え料金を支払った。予約TELの際、それらは確認済みだったからこそ場は淀みなく流れる。
なけなしの6000円を手渡す。
余談だが、今回は現場にマジでこれしか持ってきていない。
仮に課金が発生しても意地でも弾く構えだった。
角の施術スペースへ案内される。
服全部脱イデ…
姐はそんな指示を飛ばし、どこかへ消えた。
しかし、店内が異様に寒い。足元の電気ストーブはガンガンに焚かれているが、きっと今しがた電源を入れたのだろう。
僕は震えながら全裸になった。
そうすれば、ふと催してくる。
腰にタオルを巻き、施術スペースから出た。そして、すぐそこにいた姐へ告げトイレへと入る。
震えながら雉を撃つ。
そして事を済ませ施術スペースへ戻れば、そこに姐がいてうつ伏せの指示が飛ぶ。
…施術前シャワーがないだと?
うつ伏せ指圧
迂闊だった。
施術前シャワーは普通にあるもんだと思っていたからこそ、けっこうサクッと処理をしていた。そう、絡んでいるかもしれない。ケツ毛にちり紙が。
なにより、恥ずかしい。
そしてどこか申し訳ない。
しかし、ここで流れに逆らうのはなんか違う。
まあいいや…
そう思うことしか出来なかった。
煎餅布団にうつ伏せになれば、薄手のバスタオルを全身に掛けられた。
相棒は当たり前のように不在だった。
背中から腰にかけて緩い指圧が施される。それは至って素人の業だった。
しかし、それで十分。
今の僕にとってこれでいい。
ガジリの素寒貧のくせに、こうしてアジエスに来れている事実それだけで贅沢だから。
今日ハドコ疲レテマスカ?
ありがとう。
感情が溢れた。そのセリフは僕を何度も甦らせる。また生かされてしまったか。未来や過去、そんなものはどうでもいい。「今、この瞬間」僕はたしかに幸せを感じている。
…腰かな
率直な感動に捻りはいらない。
おチンチンと言ってみてもよかったのかもしれない。しかし、工場でネジを仕分けするような対応の姐だ。それは少しハードルが高い。
そして、姐は僕の「腰かな」に対して
寒イデスカ?
と聞いてくる。
対面からのチーか。会話にならない事でさえも愛おしく感じる。ここは僕の故郷アジアンエステ。心のオアシス。この濁った水は僕の渇きを潤してくれる。
上半身をタオル越しでサクッと指圧を流された後、下半身へ。
しかし、そこはなぜか直揉みという妙味があった。
そして下半身を揉んでいたかと思えば、突然フェザータッチが発動。
やはり60分という短期決戦。
展開は驚くほどに速い。
そのフェザーは優しくもさりげなくお楽しみスポットを華麗に流す。
僕は目を閉じ、鳥肌を走らせた。
沸々と込み上げてくる情欲の中、姐は言った。
四つん這いオネガイシマス…
さようなら
妙な、興奮があった。
それは、今思い返せば羞恥だったと言える。
穢れたケツ穴をさらけ出すその行為はやはり大人のリテラシーをくすぐられるものだ。なにせ、この時の僕のケツ穴はガチで爆弾だった。
姐は尻後ろに構えた。
そして聞こえてくるオイルポンプのしゅこしゅこ音。
それから、その手は優しく魂を転がした。
ふむ、良い感じだ…
なにより、2週間分のストックが溜まっている。いわゆる、魂はパンパン。その張った玉は軽いちょんちょんだけで弾けそうになる。
誰かに触られているだけで興奮するものだ。
そこに愛がなくとも、簡素な所業であっても、この時僕はたしかに興奮していた。
しかし、本丸への刺激はそれなりだった。まるで焦らしの如く、捌いてくる。
しばらくそれが続けば
オニイサン、仰向ケ…
そう、指圧→四つん這い→仰向けという麺とネギとスープという質素なラーメン展開。当たり前にオイルは股関のみを濡らしている。
そうなれば、締めはきっちりご飯となる。
仰向けになって早々。
やはり彼女は躊躇なく握った。
それはただただ殺す為の所業だった。変化や演出、そんなものはなにもない。
しかし、先の四つん這いでそれなりに仕上がっている。
大丈夫だ、速攻で応えることができそう。
ツモりそう
シンプルにそれだけを伝えた。
そうすれば、僕の腹上にちり紙の花が咲く。
実際、仰向けになってすぐのすぐ。思い返してみても、今回の体験は本当に刻んだだけに過ぎない。
エステに凸れたマジでそれだけ。
まったく、難儀な人生だよ
世の中からエステなんてなくなってしまえばいいのに。そう考えた事もある。そうすれば、こんな後悔まみれの人生を歩まなくてよかったかもしれない。
可能性、あくまでも可能性の話。
ただ、それでも、僕は…
そして、僕達は彼女の手の中で果てた。
いつの間にか、彼女はいなくなっていた。
僕は壁に装飾されたタンポポの綿毛が飛んでいくシールみたいなやつをじっと眺めていた。
きっと、どこかの時代にここで働いていた姐がこのタンポポの装飾を施したんだろう。どんな想いでこれを貼ったのか?それを知るよしもないが、どこか、なんとなく、哀愁が漂っていた。
春、解き放たれた次世代への命。
きっつー…
まとめ
【タイプ】路面店※商業ビル
【場所】豊田市
【コース】60分
【料金】6000円(割引適用)
↓店名はこちらで公開
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癒し ★
エロ ★★
密着 ★
トータル ★
なんか、虚しかった。
姐が戻ればシャワーへと案内され、股関だけをサクッと洗い早々に店を出た。
まあ、半額だからこんなもんだろうという想いとこんな感じならあえて凸しなくてもよかったなという想いが交錯していた。
量産型のふくよかなマダムによる軽い指圧後の不摂生。
明日には忘れてしまいそうな薄い体験となったのは事実。
マジで水を飲んだだけ
60分6000円という僕が生きる為の水を。
そして夕焼けの中、大渋滞の中を帰宅した。
ほんとアホみたいに混んでいた。
実際、かかった時間はリアルに2時間くらい。俗に言う120分。今回体験したコースのちょうど倍という時間がかかったのはなんとも漫画的だった。
ちなみに、僕を施術してくれた姐は「りな」と言う。
その名はHPには載っていない。
以上
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